ペットの病気や予防

猫の病気と予防

猫ちゃんの品種によってかかりやすい病気の種類も様々ですが、泌尿器系、感染症、歯周病、口内炎、生活習慣病、アレルギーなどが多いです。

猫ちゃんの病気

  • 猫下部尿路疾患:
    猫下部尿路疾患とは、特定の病名ではなく、尿路感染症、尿石症、特発性膀胱炎などによる膀胱や尿道の病気全般をさします。猫ではもっともよく知られた病気のひとつで、はっきりした原因はわかっていません。
  • 感染症:
    ①猫上部気道感染症 ②猫白血病ウイルス(FeLV)感染症 ③猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症 ④猫パルボウイルス感染症 ⑤猫伝染性腹膜炎(FIP)
  • 慢性腎臓病:
    慢性腎臓病は高齢猫のもっとも代表的な病気のひとつで、7歳以上から徐々に発病率が増加し、15歳以上の猫の30%以上が罹ると言われています。
  • 甲状腺機能亢進症:
    甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて起こる病気で、8歳以上の猫の3~5%が罹っていると言われています。主に甲状腺の良性腫瘍が原因で起こります。
  • 歯肉口内炎:
    猫には特有の口内炎がよく見られ、発病率はおよそ6〜7%とされています。口腔の奥の粘膜に潰瘍や増殖を伴う炎症病変が形成されます。原因として口腔内細菌やウイルスの感染、免疫反応の異常などが推察されていますが、明確にはわかっていません。

病気を予防するには

予防法として、まずはワクチン接種で最低限の感染症対策を行うことが重要です。 また、日頃のケアも重要です。猫は大変きれい好きで、外を歩き回ってもそれほど 体を汚すことはなく、汚れても前肢と舌を器用に使って体全体をきれいにします。 したがって犬のように毎日櫛やブラシをかけたり、こまめにシャンプーをしたりする 必要はありませんが、長毛の種類(ペルシャ、チンチラ、ヒマラヤンなど)はブラシや 櫛で毛並みを揃えてあげるのが良いでしょう。

ノミ・ダニ

外を自由に歩き回る猫は室内で飼われている犬に比べ、ノミの寄生が非常に多く、 繰り返し感染します。ノミの寄生は皮膚病になる原因の一つでもあり、内部寄生虫や伝染病を媒介する恐れもあります。ノミの駆除には市販の猫用ノミ取り粉やスプレーなどもありますが、寄生しないように定期的に予防薬を投与する方法もあるそうです。どんな薬を 使えばよいのか、かかりつけの獣医師に相談しながら決めることをお勧めします。 また、ダニもさまざまな症状を引き起こし悪影響を及ぼします。日頃から飼育環境を管理し 、こまめにブラッシングなどをしてノミ・ダニの発生を予防することが大切です。

猫の爪とぎ

猫はふだん爪を引込めて歩き、足音をたてることはほとんどありません。高い所へよじ登ったり、獲物をとりおさえるとき、瞬間に爪をむきだして巧みにこれを使います。そのため柱や木に爪を立てて爪が伸びすぎないように、また爪先がいつも鋭利になっているようにとぐ習性があります。したがって室内では柱やテーブルの足、家具などに爪を立ててそれらを傷つけることが少なくありません。しかし幼児期(2~4カ月齢)から飼い始めのときに特定の柱の下の方に板などを巻きつけ、そこで爪をとぐことを教えると、他の柱や家具に傷をつけることはありません。室内での爪とぎを禁止しますと、外へ出て庭木や羽目板あるいは近隣の家の庭木などで爪をとぎ、他家に迷惑をかけることがあります。欧米では前肢の爪を根元から切り取って飼う例もあります。鋭い爪の先端だけ爪切りで切っておけば、かなり被害を防ぐことができます。

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