紹介文
長さも幅も中くらいの頭、大きな耳は広がりすぎも、立ちすぎもせずについて、大きな目はやや傾斜してます。被毛は分厚いシャギー、絹のようでスムースに垂れています。毛色は縞と白の組み合わせが多く、いろいろな毛色が認められています。
歴史
メインクーン・キャットは、アメリカ大陸で自然発生した猫で、神話や伝説に包まれて「メイン州のラクーン(アライグマ)との混血猫」というように楽しい空想の世界がこの猫を取り巻いています。そのルーツは、古来からアメリカ大陸にいた土着の猫という説もありますが、もともとアメリカ大陸には野生の猫科動物しかいなかったので、正しくは300年以上も前に、大陸を目指す移民船のもっていた船猫「北欧のスコーグカット」が原点のようで、アメリカ大 陸に移住したピューリタンが可愛がって連れてきた家庭猫と掛け合わされました。
メインクーン・キャットは、アメリカ東海岸を中心に拡大され、暑さ寒さの気候の変化にも順応して、雪の中でも平気に歩くような、たくましい猫が誕生したのです。1895年、ニューヨークのマジソンスクエアーガーデンで開催されたアメリカの最初のキャット・ショーでベストに輝いたのは、メインクーン・キャットでした。とても古い歴史をもっていますが、アメリカには毛の長い猫が普通の家庭猫として数多くいるため、血統猫として確立され、CFAで公認されたのは、非常に遅かったのです。現在では愛好者も多く、日本においてはトップの人気をえています。
特徴
血統猫で一番大きな猫といわれるメインクーン・キャットは、脚はがっしりして足先も大きくて丸く、胴体は非常に長く、肩幅、腰の幅も広く、たくましさを感じさせます。
性格
アライグマとの混血などという噂もあるくらい大柄な猫ですが、やさしい猫です。
飼い方
やはり大柄な猫には広い空間が必要ですが、数匹を飼うなら部屋の広さよりも高さを工夫してください。