アビシニアン

「黄金の毛をもつ猫」と伝えられるアビシニアンは、イエネコの祖先とされるリビアヤマネコに容姿が似ています。性格は人が大好きで、やさしさにあふれています。

1874年に出版された本に「英国の兵士がアビシニア高原(エチオピア)から連れ帰った珍しい猫」と紹介され、それが名前の由来になっています。実際の発祥の歴史は、このティックド・コートの猫は主に東南アジアが原産で、イギリスでは「バーニーキヤット(ウサギ毛の猫)」と呼ばれて珍重され、ブラウンやシルバーの家庭猫と交配されて、1800年代の後期には、初期のアビシニアンが誕生しました。

1896年、最初のアビシニアンがイギリスの猫協会に血統登録され、やがて、1910年にアメリカに渡りました。ちなみに、日本に輸入された のは1964年のことで、故・森春子先生の所有したアズリタ・ポカセット(ラディ、オス)が第一号です。アビシニアンの魅力は外見以上に、内面のやさしさとか利口さにあるようで、全米では長い間、常にトップの人気を誇る猫種で、日本でも安定した人気をえています。

黄金の毛をもつ伝統の猫は、野性味にあふれた美しい容貌で、人が大好きでやさしさ一杯です。

よく遊び、よく眠り、賢さも一番。

とても活発なアビシニアンですが、猫が自由に遊べるなら飼い主と一緒に生活するのが一番で、特別な飼育管理は必要ありません。