紹介文
宇宙の彼方から飛んできた毛のない猫。胸骨が張り出して肩幅が広くなり、ブルドッグのような体形になります。シワのある頭部は丸みのあるクサビ形で、耳は非常に大きく、目はレモン形。一見すると無毛に見えますが、まったくの無毛ではなく、短くて細く柔らかい柔毛が 生えています。皮膚はスエードのような手触りで、すべての色が認められています。
歴史
古くは1700年代に「メキシカンヘアレスは極めて珍しい無毛の猫」として記録されているように、この毛のない猫は、アメリカやヨーロッパで自然に生まれる突然変異の猫です。時は流れ1966年、カナダにおいてブラック&ホワイトの二毛の普通のメス猫から、つるんつるんに毛のないオスの子猫が生まれました。この無毛のオス猫を母猫に戻し交配すると、無毛の猫と普通の短毛の猫の両方が生まれました。
そして、無毛の猫と無毛の猫を交配しましたが、この時は受胎しませんでした。遺伝的な弊害を取り除き、健康な子猫を繁殖するために、いろいろな組み合わせが研究されて、次第に完全な繁殖プログラムが確立されようとしています。アメリカのキャット・クラブのTICAや他の猫協会では、公認猫種として人気も高く、2~3年後にはCFAでも公認されると思います。日本での人気も高く、繁殖も順調に進んでいるようです。
特徴
この猫には被毛がありませんし、ヒゲも消えています。でもやっぱり猫です。
性格
飼い主のことが大好きな猫です。
飼い方
裸ん坊のせいか、やはり寒さは嫌います。暖房だけに頼るよりも、段ボール箱を利用して寝床を手作りしてください。中には愛情のこもった布地を敷いてあげましょう。