トンキニーズ

シャム猫とバーミーズの混血猫は、カリフォルニアで大人気です。宝石にも負けない美しいアクアの目色は、海より深く、空より澄んでいます。

トンキニーズの歴史は非常に古いのですが、いつもシャム猫の亜流として扱われ、新しい猫種として認められるのに長い年月がかかりました。シャム猫の歴史の中にまじって、数百年も前の古い記録には「毛色がチョコレート色のシャム猫」として述べられ、1800年代の終わり頃にイギリスのキャット・ショーにも出場しています。

現在のトンキニーズの基礎は、1950年代にアメリカとイギリスのブリーダー(繁殖者)が新しい猫種を求めて、シャム猫とバーミーズを交配させて作出したハイブリッド(混血)の猫です。長い年月なぜか認められずに、CFAでは1978年に血統登録が始まり、1984年に公認されました。近年になって日本でも優秀なタイプの猫が輸入され、繁殖も始まりましたが、まだまだ数少ない猫種のようです。

シャム猫とバーミーズの混血猫は親しみのある顔つきで、丸みのあるシャム猫のようなイメージです。大きな特徴は、宝石よりも美しいアクアの目の色です。

陽気さと静かさを兼ねて、とても元気で飼いやすい猫です。

いつも飛んだり跳ねたりして遊ぶのが大好きで、紙屑でも紐でも遊び道具にしてしまいます。爪とぎで困らないように、爪あとが残らないフッ素コーティングされた壁紙を選んでください。