ノルウェージアン・フォレスト・キャット

ノルウェーの森で遊ぶ古い歴史のある猫は、がっしりとした短い胴体に鼻筋の通った正三角形の顔をもっています。北欧の寒い冬も分厚くて、長いダブルコートがあれば平気です。

地元ノルウェーでは、昔から森林に棲むと伝えられる猫がいて「ノルクスカット」(カットは猫の意味)と呼ばれていました。次第に人々に大切に 飼育されるようになり、北欧の神話に登場する「妖精のような猫」といわれてきました。厳しい寒さから身を守るために、長くて分厚い毛に包まれた、がっしりした力強い体形の猫です。やがて1977年にイギリスの猫協会で公認され、1979年にアメリカに紹介されました。アメリカで誕生したメインクーン・キャットの祖先とも伝えられ、また外見がメインクーン・キャットに似ていることから長い間未公認でしたが、愛好者の努力で顔つきや体形の違いが明確にされ て、1993年に CFAで公認されました。

がっしりした短い胴体に正三角形の顔をもち、海の王者、バイキングを思わせるたくましい筋肉質の体をしています。

頑丈で健康的、とてもおとなしく、飼い主を愛する猫です。

自由になる部屋があれば、猫は暑いときには涼しい場所をみつけ、寒いときには段ボールの箱を上手に利用します。一番困るのは、冷暖房のスイッチを入れたり切ったりして、部屋の温度が急激に変化することです。部屋の温度はなるべく一定にしてください。