ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア

19世紀中ごろのスコットランドで、自然発生した白いケアーン・テリアの子犬をもとに作られました。ネズミ、キツネ、カワウソなどの害獣駆除のために作り出されたこのかわいらしいテリアは、今では家庭犬となっています。

がっちりと引きしまった白いテリアです。小さくぴんととがった立ち耳に、黒いボタンのような鼻をしています。頭は幅広でわずかに丸みをおびています。マズル(鼻口部)は丸く、頭の長さよりやや短めです。ストップ(両目の間のくぼみ)はくっきりとしていて、暗色の目は鋭い表情を見せます。頭のてっぺんの毛は丸くみえるシャギーカットに刈り込まれます。歯はシザーズバイト(上歯が下歯にややかぶさるはさみ状の噛み合わせ)かレベルバイト(上下の歯がぴったりと合わさっている噛み合わせ)でなければなりません。背はまっすぐでなければなりません。キ甲(肩間の背の隆起)から尾の付け根までの長さは、体高よりやや短くなっています。断尾しない約12.5~15cmの尾はぴんと立っています。「ウェスティー」(ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの愛称)はオーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)のダブルコートです。上毛は約5cmで硬い手ざわりで、必ず純白です。なめらかで柔らかな手触りはあり得ません。

子供のいる家庭でも大丈夫ですが、いない方がよりいい環境です。他のテリアよりしつけやすく、グルーミングも簡単です。日常的には短時間のブラッシング、3か月に1度は毛をカットして整えれば、美しさを保てます。汚れや泥は自然にとれていきます。ふざけて猫を追いかけることがありますが、傷つけるようなことはしません。オスは他のオスに攻撃的です。吠えたり土を掘るのも好きです。旅行に連れていきやすいワンちゃんでもあります。長寿の犬種ですが、血統によっては、皮膚疾患、レッグ・ペルテス病、ヘルニア、肝臓疾患、顎骨石灰化にかかりやすいことがあります。

活発、熱情家、明るく社交的です。陽気で機敏。自信家で勇気もあります。これは、自分がすばらしい存在だとよくわかっているからです。遊び好きで機嫌がいいワンちゃんです。家族には献身します。イラつくと噛みつきますが、他のテリア種のように頑固ではありません。