サセックス・スパニエル

サセックス・スパニエルは、英国のサセックス州で作り出された小型猟鳥獣の猟犬であり、家庭犬でもあります。この犬種はおそらくスパニエル種とハウンド種の交配から生まれたのでしょう。この犬種は数がきわめて少なく、第2次世界大戦中、ジョイ・フリーアという英国のブリーダーの尽力によりようやく生き延びることができました。現在のサセックス・スパニエルはそのほとんどが、ジョイ・フリーアが戦時中に救って育てた8頭の犬たちの子孫です。狩りのやり方はゆっくりですが、鋭い嗅覚をもち、猟場では力が強くスタミナ十分です。徒歩で狩りをするハンターのために猟鳥を見つけて飛び立たせるのが得意ですが、教えれば獲物の回収もできます。

頑健で力強い、ゴールデンリバー(ゴールドを帯びた茶褐色)の毛色のスパニエルで、フラットまたは少々ウェーブ気味の厚い被毛をもっています。脚、腹、尾は羽毛状の毛に覆われています。ゆったりした皮フと重そうな長い耳はどこかバセット・ハウンドの面影があります。目は栗色でかなり大きく、鼻は茶色です。頭部は幅広でややどっしりとしています。尾は通常は断尾し、厚みのある耳はかなり長く、垂れ下がっており、毛に覆われています。

狩猟時には時々うなり声をあげることがあります(他のスパニエル種でうなる犬はあまりいません)。ひとりぼっちにしておくと、よく遠吠えをすることがあります。耳の感染症にかかりやすいので、定期的に耳を掃除してあげましょう。この犬種は太りやすいので食事を与え過ぎてはいけません。日没の頃には林のある周囲の風景に毛色が溶け込んでしまうので、サセックス・スパニエルを使うハンターは誤って犬を撃たないよう注意が肝心です!

家の周囲では落ち着きがあり静かです。他のスパニエルに比べると、あまり社交性や自己顕示性はみられません。やさしく穏やかで忠実です。すこしわがままなこともあり、毅然とした態度で行う我慢強いしつけが必要です。初心者の飼い主は強い支配力をもって馴らすよう覚悟をし、しっかりとこれを犬に示さなければなりません。怒るとかむことがあります。知らない犬とはよくケンカをします。