ブリタニー

元気のいい犬種で、フランスのブリタニー県の原産と考えられています。初めてフランスで現れたのは1896年のことでした。多才な猟犬で、ポイント、リトリーブをすることができます。高地での、ウズラ、ヤマシギ、キジ、ライチョウ、チャカー狩りには優れた才能を発揮します。鳥撃ちではポインターとしてよく使われる犬種です。

元気で精力のある中型犬で、長い脚を持っています。被毛は一層で密生しており、かなり短めでやや羽毛状。非常に敏捷で行動的です。色はオレンジと白、もしくは茶褐色と白の組み合わせで、くっきりした色と、白の差し毛が入っているものがあります。三色(茶褐色、オレンジ、白)も認められますが、好ましくありません。黒は認められていません。目の色は毛色により琥珀色か赤褐色がみられます。鼻の色は、黒でないものもあります。耳は犬種の標準位置よりは高い位置にあり、三角形で短く、へりはややふさふさしており、頭近くに垂れています。尾は自然に短いか、10cm以下に切られています。

ブリタニーは歩き回るのが好きな犬種です。きちんとグルーミングをするためには、ある程度の熟練が必要です。普通はそれほど手入れを必要とはしません。充分な運動をさせることが必要です。 アウトドア派の人、あるいは、ハンターに最適の犬種です。

優しく、非常に行動的で、熱心な猟犬です。愛情豊かで、賢くて狩猟訓練のしやすい犬です。自立心があり、一人で自由に考えることを好みます。性格はよく、世話も簡単です。神経質になったり、異常に活発な犬もいます。子犬のうちから人に慣れさせることが必要です。快活で警戒心の強い犬です。